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株式会社ネバーセイネバー 代表取締役 斎藤 英太/代表取締役CEO 磐井 友幸

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代表取締役 斎藤 英太/代表取締役CEO 磐井 友幸

代表取締役 斎藤 英太/代表取締役CEO 磐井 友幸

代表取締役 斎藤 英太/代表取締役CEO 磐井 友幸

株式会社ネバーセイネバー
設立 2006年07月
事業内容
  • アパレル業
会社HP ——–

自分の好きなことに熱中していた学生時代

磐井:中学から中高一貫の進学校に通いましたが、全く勉強をしなかったので、
成績はいつも270人中250位あたりをウロウロしている状態でしたね。
その頃に好きだったのがスニーカー。
まだ中学生で十分なお金もなかったので、フリーマーケット等で安いスニーカーを探して買い、
今度は自分でそのスニーカーをフリーマーケットで高く売る。
それを繰り返してお金が貯まったら、本当に欲しいスニーカーを買うのです。
その後は、ブームになったG-SHOCKや古着などの売買もするようになり、
高校2年生の終わり頃まで熱中していました。
しかしやはり大学には行った方がいいと考えて、高校3年生からは勉強に集中し、
現役で大学に合格しました。

齊藤:磐井とは中学からの同級生です。
私も全く勉強をしない学生で、学年でビリなんていうこともありましたね。
やっていたことといえば「釣り」、これは今でも趣味で続けています。
それと自転車で旅をするのも好きで、中学生にして自転車で北海道縦断もしましたし、
大学に入ってからは、真剣に自転車で日本中を走り回っていました。

安く洋服を仕入れて、オークションサイトで販売

磐井:起業したのは8年前、21歳の頃。
ただ、私はその頃はバイヤーはやめていたんです。
その数年前から裏原宿ブームで、いわゆる「裏原系」のバイヤーをやっていたのですが、
あまりにも色々な人が入り込んできて、状況が変わってしまったからです。
空前のブームだったので、プレミアがついて高く売れるものもあったからでしょうね。
私はお金儲けのためではなく服が好きでやっていたので、その状況が嫌になったのです。

当時、齊藤は大学を中退し、家業の洋服屋の手伝いやネットオークションをやっていて、
私に一緒にやらないかと声をかけてきました。
齊藤とならいいかなと思い、オークションサイトでの洋服販売を始めることにしたのです。

スタートは6畳1Kの部屋でしたが、生活用品等もある中でやるのは大変でした。
ネット販売なので、まずは写真を撮らなければいけないのですが、それもままなりません。
それで、ボロボロではありましたが、70平米の一軒家を借りて、自宅兼事務所にして
本格的に事業を始めました。

仕入れ販売を始めて2年で会社設立

齊藤:事業といっても馬喰横山の現金問屋で安く服を仕入れて、
オークションサイトで販売するという非常にシンプルなやり方でした。
洋服を買って帰ってきて撮影して・・・という作業を、ひたすら繰り返していましたね。
それで2年ほど過ぎた頃に、どうせやるなら会社にしようということで、
株式会社ネバーセイネバーを設立しました。

仕事はとても楽しくやっていましたが、利益を増やすという点では大変でしたよ。
やはり少ない資本を大きくしていくのは、本当に苦労するものです。
1億を2億にするよりも、10万を20万、100万を200万にする方が、ずっと大変。
初めの頃は、自分達の生活費を引くと、ほとんど残らないんですから。
とにかく少しずつ利益を増やして、なんとかなるだろうという状況になったので、
会社設立をしました。

6年間やってきて思うこと

磐井:ここまでやってこられたのは、人と人とのつながりのおかげです。
「靴が好き」というだけのガキが、会社を経営するまでになったのも、
人とのつながり、人に気に入ってもらえたことが大きいと思っています。
もともと人と会ったり話したりするのが好きで、コミュニケーションにも自信があったので、
それを活かしているというのもありますね。

世の中には色々な人がいますが、誠実に向き合っていれば、
困った時には助けてくれるし、逆に相手が困っていたら自分も力を貸す。
お互いのつながりを大事にする仲間がいる、これが会社をやっていて
よかったと思うことです。

齊藤:この6年間、日々戦いでしたし、これからも色々あると思っています。
これまで常に課題や問題がありましたが、そこから逃げずにやってきました。
それらをクリアしようと頑張る中で、新しい道が見えたこともあります。

今後も我々は、ファッションビジネスからブレることはありませんが、
事業の幅は広げたいと考えています。
初めは仕入れだけでしたが、今は自社での生産もできるようになりました。
これからは中国やASEANへの展開もして、製造小売り業を目指していきたいですね。

学生へのメッセージ

興味があることに対して、自分に嘘をつかないでください。
興味はないけれど皆が就職するから、就活をするから自分もするということでは、
就職したって上手くはいきません。
日本は今ああだとかこうだとか言ってますが、別に働かなくたって死にはしませんよ。
人生終わりみたいなことを考えるかもしれないけれど、就職できなければバイトがあるし、
たとえ会社をクビになったとしても、他に道はいくらでもあります。
それよりも興味を失ったり、自分が惰性で行っていることに慣れてしまって、
目指す方向性をなくす方が、よはど痛いと思います。

それと「本気」になることも大切。
「就活で50社受けました」という人に、そもそもキミは50社も行きたい会社があるの?と聞きたい。
本気なのかどうかは、採用する側には分かりますよ。
行きたい会社1社だけを本気で受ける、そういう発想でなければいけません。

どんなに勉強しようが何をしようが、入社した時点では社会人としては
役には立たないのです。
そもそも役に立つと期待もしてないですから。
だから会社に入ってからも本気で勉強をして、なるべく早く成長することを
目指してください。


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